【褒めることは、最高の贅沢である】
「女性を褒める」と聞いて、気恥ずかしさや「下心があると思われそう」という不安を感じる男性は少なくありません。
しかし、本書の著者アダム徳永氏は断言します。 「異性を褒めることは、男性に与えられた最大の贅沢であり、しかも経費はゼロである」と。
かつては世の中を斜に構えて見ていたという著者が、どん底で気づいた「人を褒める習慣」のパワー。今回は、テクニックと心の両面から「最高の人間関係」を築く一冊をご紹介します。
【目からウロコの「アダム式2段階ぼめ」】
本書の核となるのは、誰でも今日から実践できる「アダム式2段階ぼめ」というメソッドです。
多くの人が「綺麗だね」「可愛いね」といった表面的な褒め言葉で止まってしまいますが、本書が教えるのはその先です。
- ステップ1: 外見を褒める(例:その文房具、センスがいいね)
- ステップ2: その選択をした「本質」を褒める(例:きっと仕事に対して誠実で、細かいところまで気がつく人なんだね)
外見への褒め言葉を「入り口」にして、相手の内面(魂)にまで届ける。この2段構えの公式があるおかげで、何を言えばいいか迷う必要がなくなるのです。
【褒めることは「最強の観察トレーニング」だった】
私自身、これまで「自然に褒める」という行為に苦手意識がありました。急に褒めて警戒されたり、ぎこちなくなって不審がられたり……(泣)。
しかし、本書を読んで気づいたのは、「褒めるためには、相手を深く観察しなければならない」ということです。
- 相手が身につけている「色」から今の心理状態を推察する
- 持ち物からその人のこだわりを見つける
これは以前ご紹介した「FBI流の引き出し法」とも共通する技術です。相手を観察し、ラポール(信頼関係)を築くための練習として「褒める」を活用すると、面白いほど世界が変わって見えます。たとえ5回に1回しか上手くいかなくても、失うものは何もありません。むしろ、相手の「一輪の花が咲いたような笑顔」が見られたとき、こちらの心まで温かくなる。それこそが最大の報酬だと感じました。
【日常に「喜び」の潤いを】
本書には「ネイル」「腕時計」「メールの書き方」など、具体的な13のパターンや12色の色彩心理に基づいた褒め言葉が網羅されています。
- 会社の部下や上司との関係を円滑にしたい
- パートナー(妻)ともう一度良い関係を築きたい
- 自分の観察眼を磨き、コミュニケーション能力を高めたい
そんな方に、ぜひ「ほめ言葉のビュッフェ」を体験してほしいと思います。褒める習慣が身についたとき、あなたの人生は驚くほどドラマティックに好転し始めるはずです。



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